ブタブタ

サマーウォーズのブタブタのレビュー・感想・評価

サマーウォーズ(2009年製作の映画)
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《細田守監督作品をみんなの様に好きになったり楽しめたらいいのに》

毎年夏になるとやるので自然に見てしまう『サマーウォーズ』
『時をかける少女』は序盤の高校生達の会話すら何か嫌で最後まで見れないし、本作も登場人物達がやだなーコイツの嵐。
まずヒロインの女(名前忘れ)が嫌。
自分が充分「可愛い」と自覚しつつ男は当然のように自分の言うこと聞いて然る可しな所とか。
しかしコレもステレオタイプなヒロインの典型でまだマシだったのかも。
『バケモノの子』ではもはやステレオタイプのヒロインすら登場せずひたすら男(主人公)にとって都合の良いヒロインが何のストーリー的な脈略もなく自動的に「湧いて」出る始末。

一番嫌いなのが侘助で、あの手のキャラクターは何度も何度も見た記憶があって大体「東大出・優秀・家に逆らって家出・世の中や他者を馬鹿にしてる・偉そう・モテる・でヒロインの憧れの人」
みたいなパターン。
キャラクター的には『エヴァ(TV)』の加持リョウジとかああいうキャラクターは何時頃に成立したのだろうか?

騒ぐだけの阿呆ガキ、氷を移動させるDQN警官など主人公(及びお話し)を阻害する為だけの「クリシェ」が多いのもひたすらイラつく(考えてみれば侘助もお約束キャラの「クリシェ」だ)

あの黒い子(名前忘れ)だけが唯一好感が持てる。
田舎は嫌だ、田舎モンは嫌だ、馬鹿どもは嫌だと言うイラつきが伝わってくる。
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