このレビューはネタバレを含みます
1994年公開の『ドラえもん』の映画シリーズ15作目。
観たことがないと思って観はじめたけど、キャラクターにもストーリーにも見覚えがあったので、多分観たことがあるらしい。
なんなら主題歌と挿入歌にも聞き覚えがあった。
10作目ではギガゾンビよりツチダマが怖かったけど、今作ではオドロームよりもトリホーが怖い。
トリホーが人間に化けた姿はちょっとDJ KOOに似ているけど。笑
ストーリーに説教臭さがなくて気楽に楽しめるが、結局は夢の中の冒険なので緊迫感はない。
トリホーをもっと上手く使って、夢の中だけでなく現実でもピンチになったりしたらもっと面白かったかも。
藤子・F・不二雄も最初はそういうストーリーにしようとしていたけど、どうも上手くいかなかったらしい。
でも、他の方のレビューを読んで思ったけど、あのラストカットは、この世界はまだ夢の中なのかそれとももう現実なのか?という『インセプション』的な問いかけをしているのかもしれない。
そう考えると、なんだか考察サイト巡りでもしたくなるミステリーな作品としての個性も感じる。
個人的にはこれまで観てきた15作品の中でも割とお気に入りの部類に入る作品。
【2022.08.03.鑑賞】
【2022.08.03.レビュー編集】