Primrosehill

ミリオンダラー・ベイビーのPrimrosehillのレビュー・感想・評価

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
4.2
初見で結末を知らずに観ると辛さとあと味の悪さが尾を引き、映画自体の評価も低くなることだろう。
その辛さで以前観てから封印してきた本作、二度目の視聴だったが素晴らしさに感動した。
本作でもイーストウッドは孤独で頑固で筋が通っていて、愛がある。
心に沁みるBGMとモーガン・フリーマンの優しい語り口にのって静かに熱く進行するストーリー。
人生にはその人なりの最高、最低の時があるものだが、あまりに両極端を経験するヒロイン。
「自分を守ること」「呼吸をすること」前半のキーワードが後半にも意味合いを持つ。
幸せの象徴、レモンパイの美味しいカフェが想像をかき立てる。
「モ・クシュラ」
賛否両論の最後も愛ある選択だったと思う。
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