Primrosehill

トルーマン・カポーティ 真実のテープのPrimrosehillのレビュー・感想・評価

3.6
カポーティの人物像に興味を持ち鑑賞。
実際の映像や声から、フィリップ・シーモア・ホフマンの演じたカポーティがいかに似ていたことか伺える。
伝説の白黒舞踏会のゴージャスさも観れたが
当時のセレブ事情に通じていたらより楽しめ たことだろう。
「冷血」は未読だが背景やカポーティ自身の思いが込められているとのこと、知ってからだと違う視点から読めそう。
数々の栄光や地位を手にし、華やかながらも孤独感が拭えないのは母親からの拒絶からだろうか。
母に対しての執着が作品や生き様にも影響を与えていた。
自ら招いたタネ、破滅を迎える人生だったが、一人の少女を毒親から救ったことは誇れると思う。
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