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ミリオンダラー・ベイビーのhinokeirouのネタバレレビュー・内容・結末

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

これさえあればってものがある人は本当に強いなと思った。
ボクシングでの輝きがあったから、最後を自分で決められたのだと思う。
フランキーの行為は罪なのだろうけど、人として間違っているとは思えない。舌を噛み切るほど力強く死を選ぶ仲間を、薬で意識をとばし死なせないだけの状態にしたからなんだと言うのだろう。
罪を憎んで人を憎まずなんて言うけど、誰もが罪を憎み恐れ避ければ、誰も罪を犯さずに済んだろう。でも、マギーは気も狂わんばかりに苦しみ続けたと思う。

最後の試合で失明したがスクラップは後悔なんてないと言った。マギーもボクシングを後悔していない。ただ、フランキーだけが、そのどちらにも強い後悔を抱いていた。フランキーはボクシングはついに手放したようだが、マギーとの別れを見る限りマギーとの時間に後悔はなさそうだった。
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