OASIS

インテリアのOASISのネタバレレビュー・内容・結末

インテリア(1978年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ウディ・アレンっぽさを期待してたら、全く笑いもないし全編シリアスだしで困った。

父と母の突然の別居に戸惑う三姉妹だが、彼女らを尻目に新しい恋人まで連れてきて第二の人生を謳歌しようとする父親の自分勝手さは目に余る。
妻の自殺未遂についても寄り添うわけでもないし、サナトリウムに戻してはい安心てな感じで感情が薄い。
父だけではなくて姉妹の恋人達も皆なんか素っ気なくてこの映画の男達はとことんダメ。
それが普段のウディ・アレン映画ならコミカルに見えるんだけど、シリアスを突き通すこの映画の中ではただイライラさせられるだけの存在だった。

最終的に母が自殺してしまう一番の要因となったのは、ラストにジョーイからかけられた言葉のように思うのでそれも悪い。
まぁすべてがギクシャクし始めたのは父親のせいだし、別居が決まってから新恋人をすぐ作ったりして最初から別れる気まんまんだったんだろうなと、つくづくこの父親はという怒りだけが残った。
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