久しぶりにここで軽くレビューを。
このディレクターズ・カット版は1992年にリドリー・スコット監督がワーナー・ブラザースが交渉して編集してもらったらしい。
より映像や音声のクォリティーが上がっているのが『ファイナル・カット版』になるのか。
今回はディレクターズ・カット版を鑑賞したが、新たなSF映画の領域を広げた作品だと言われています。
ハッキリ言って、個人的に面白いと思った作品じゃないが、あらゆる映画関係者が影響を受けた意味では、本作はSF映画を語る上で外せない。
弱い主人公、魅力的な悪役、そこにリドリー・スコット監督のゴチャゴチャした未来世界、なぜか多用される日本語などなど。
当時は酷評され、主演のハリソン・フォードも長年黒歴史としていた作品ですが、後年ご存じの通り、カルト的な人気からSF映画の金字塔と言われるまで評価が高まっています。
やはり、自分の目で確かめないと分からないでしょう。
改めて書きますが、個人的には面白いとは思わない作品です。
本作はエンターテイメント性よりも、他方に与えた影響の大きさや哲学、考えさせる内容を加味すれば、傑作と言える作品でしょう。
続編も話題になりましたし、今が旬のSF映画だろう。