正直なところ、鑑賞前にはそれほど期待をしていなかったんですが、いやはやこれは想像以上でした。本作はゾンビ映画としてはかなり風変わりなテイストを持っている作品であり、正統派ゾンビ映画に代表されるロメロ監督の『ゾンビ』や、『28日後…』のようなホラー映画特有の緊迫感はほとんどなく、コメディ映画としての側面が強くあるため、ゾンビ映画が苦手な方にもお気軽に鑑賞して頂けるような内容となっております。
ストーリーに関しても、B級ホラーにありがちなご都合主義の怒濤のクソ展開の嵐というわけでもなく、ロードムービーにヒューマンドラマ的要素を加えた一見すると正統派ゾンビ映画とは逆行するようなドストレートな展開に新鮮な感覚を覚えました。本作を鑑賞頂くと分かるのですが、OPムービーを始め随所に小洒落た演出や粋な小ネタ(ネタバレになるので割愛)を散りばめてあり、英国流コメディとは対照的なまさにアメリカンテイストな作品。デブな友達とピザ食べながら観たい。いやそこはトゥインキーですかね。
以上より、本作を一言でまとめますと、主演のジェシー•アイゼンバーグは最高にカッコいいし最高。辺りですかね。ジェシーの好演に＋☆3
現在続編も製作中とのことらしいです。
