あんがすざろっく

ゾンビランドのあんがすざろっくのレビュー・感想・評価

ゾンビランド(2009年製作の映画)
4.5
海外で公開され、大ヒットしている頃に、映画情報番組(多分、シネマ通信?)で予告を見て、目が離せなくなってしまった。
何だ、この面白カッコ良さそうな映画⁈
普段スプラッタホラーとかは苦手なもんだから、ゾンビ映画なんて見ないけど、これは様子が違う。カウボーイハットを被ったウディ・ハレルソンが、ショットガン片手にゾンビを撃ちまくる。
何も説明は要らない、この匂いは、モロ西部劇だろう。
ジョン・カーペンターの「ヴァンパイア 最期の聖戦」も大好きですが、あれを彷彿とさせます。
そしてもう一本、ある映画を僕は連想したんですが、それは後程。

しかし、いかんせん内容も内容だけに、きっと劇場公開無しで、DVDスルーだろうなぁと諦めていた。

が、忘れた頃に劇場公開。わ〜い。
勿論劇場に足を運びましたよ。

概要としては、ゾンビだらけになった世界で、引きこもりのオタク青年コロンバスが、自ら「ゾンビから逃げる為のルール」を作り、ゾンビのいない理想の街を目指す。
道中、スゴ腕のゾンビハンター、タラハシーや、ウィチタとリトル・ロックの詐欺師姉妹と出会い、彼らと行動を共にすることで、コロンバスの心境にも変化が…。

ゾンビ映画とは言え、テイストはコメディタッチ&青春映画。
コロンバスの作った「ゾンビから逃げる為のルール」は、今までのホラーやゾンビ映画のオマージュがありそうで、そこはあまり自分には「分かる、分かる‼︎」とはならない部分だったのは残念ですが、怖いのは最初の方だけ。
実はこれ、デートムービーにもオススメです。
好きな子と一緒にお化け屋敷に行く感覚、あのドキドキに近い。

コロンバスがタラハシー達と旅をしていく中で、一人きりだった彼の気持ちが満たされていく。
それはタラハシーやウィチタ姉妹にも同じことで、彼らが擬似家族を作っていく過程も楽しめる。

その中で、あの役者さんがいきなりゲスト出演‼︎しかもコロンバス達がゴーストバスターズのパロディを披露する。いや、これはパロディじゃなくて、オマージュだ。
僕が予告を見た時に感じた匂い、これだったんだ‼︎
オマージュはこれだけではない。タラハシーはトゥインキーというスポンジ菓子が大好き。
このトゥインキーが旅の最中にことごとくタラハシーを振り回す。

日本では恐らくコストコぐらいでしか売っていないトゥインキー、一度は食べてみたい。

そのトゥインキーですが、ゴーストバスターズでもしっかり出てくるワケでして、この件を見ても、監督はかの名作に多大な影響を受けているであろうと、勝手に思い込んで、嬉しくなっております。

脱線しましたが、とにかく楽しいの何の。
そして何と言っても、ウィチタを演じたエマ・ストーン。
僕は一目惚れです。
この作品を見た奥手男子&童貞君達は(童貞じゃなくてもいいけど)、
確実にエマ・ストーンに恋してしまいます。もうイチコロよ。
ティーンのアイドルで終わるかと思ったら、見事素晴らしい女優さんになりましたね。
コロンバスとウィチタの恋模様に、みんなヤキモキするんですよ。だからデートムービーにも対応。
そしてラストには、むちゃくちゃカッコいいタラハシーが待っている‼︎
ゾンビ映画が苦手なそこのアナタ‼︎怖いのは最初だけ。
遊園地のお化け屋敷に入るつもりで、一度ご覧あれ。
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