神の力。
忘れた頃にやってきます、リドリー・スコット監督作をレビューしようシリーズ。
パチパチパチ👏
今回はですね、旧約聖書を元にした物語
「エクソダス 神と王」です。
劇場で観てるんですけど、「キングダム・オブ・ヘヴン」と同じくらい、レビューが書きにくい。
聖書の知識って、僕天変地異のことぐらいしか知らないんですよ。
それも「十戒」見て、うろ覚え程度で。
カエルやイナゴの大量発生と、疫病の蔓延で人々が苦しんだという話ですよね。
後一番は、海が割れるやつでしょうか。
今回リドリー御大は、新しい解釈で出エジプト記を描いたようですが(困窮に喘いだヘブライ人がエジプトに入るのが入エジプト記、
エジプトから追放されるのが出エジプト記、だそうです)、災いのシーンはかなりリアル。
いやぁ、ワニのシーンは強烈だったな。
血の海はここから描かれる訳です。
今回のリドスコ御大のグロテスク炸裂シーンはここでしたか。
僕カエル駄目なので、ここだけ直視できなかった…。
モーゼ役はクリスチャン・ベール。
猛々しくも、神の試練と声に迷う指導者を熱演しています。
モーゼの義兄弟のラムセスに、ジョエル・エドガートン。
なんか、目ばりがすごい気になって、集中できなかったですけどね😅
ベン・キングスレー、シガーニー・ウィーバーも出演してます。
神との対話かぁ。
僕にはイマイチピンと来ませんが。
しかし、僕はつくづく聖書の話を知らないんだな、と痛感しました。
ちゃんと「十戒」と「天地創造」を見たら、もう少し興味が湧くのかな…
最後の災いの後、モーゼの元を訪れたラムセスに、モーゼが言います。
「ヘブライ人の子は…」
えっ、それって、いいのかな。
随分と酷い神がいるもんですね。
何というか、御大はこの物語のどこに惹かれたのかが、ちょっと分かりづらかったです。
スペクタクルを撮りたかったというのは、分かるんですけどねぇ😓
そして本作は、実弟トニー・スコットに捧げられています。
旧約聖書に詳しい方には、本作がどのように映ったのでしょうか。
それも気になるところです。
2015年2月9日 MOVIXさいたまに