作家E・レナードの小説「ラム・パンチ」をタランティーノが映画化。原作では白人だったヒロイン像を監督自身が熱烈なファンだったいう1970年代のB級アクションの女王パム・グリアーを主演に抜擢しアフリカ系に置き換え撮影。
メキシコの航空会社で働く中年フライトアテンダント、ジャッキーは少ない月給を補うため、武器密売人オデールの仕事を引き受け密売人の売上げの運び屋として副業していた。そのせいでオデールをマークしていた連邦保安官に逮捕されてしまい、仕方なくオデールの逮捕に協力することになる。オデールの依頼でジャッキーの保釈にきた保釈金金融業者のマックスの力を借り、ジャッキーはひそかにオデールの金を横取りしようとたくらむ。
身の危険があるのに捜査協力と同時進行で密売人たちを信用させ欺き、組織内で互いに疑わせ潰そうとするジャッキーに、ハラハラしながらもめちゃくちゃカッコ良い女性像を感じた!
試着室内とレジのシーン好き。
保釈金金融業者のマックス(ロバートフォスター)がジャッキーに好意を抱いて彼女を助け、ラストの方のやり取りも素敵であの終わり方はなんかずるい。
サミュエル・L・ジャクソンもまた良くて、ちょい役だけどロバートデニーロも作品にいい味付けをしてくれてる。