前半こそ登場人物の構図と特徴を丹念に描いていて会話も多めで若干ゆっくりめだが、中盤を過ぎてジャッキーがその200%の度胸で立ち回り出すあたりから俄然面白くなってくる。しかもオープニングのパム・グリアが動くシーンの絵とBGMに代表されるように、まるでこの作品のために用意されたような楽曲を組み合わせて一度観たら忘れられないシーンを描き出しているあたりに、タランティーノのセンスがほとばしっている(「恋する惑星」を思わせるような音楽による恋の効果的な表現にも惚れる!)。タラちゃんにしては地味だがとにかくcool!