理事長

ザ・ロイヤル・テネンバウムズの理事長のレビュー・感想・評価

3.3
✒️あらすじ
テネンバウム家の3人の子ども達は皆若くして成功した天才児。長男のチャスは10代で不動産売買など国際金融に才能を発揮し、長女マーゴは12歳で劇作家デビュー。次男リッチーもまたテニスのジュニア選手権3連覇で将来を嘱望されていた。しかし、父親の過ちと裏切りにより一家は崩壊を始めてしまう。チャスは飛行機事故で妻を失い、男手ひとつで二人の息子を育て、マーゴは年上の男と結婚の末無気力な毎日を送り、次男も突然テニス界を引退、船旅に出てしまう。そんな彼らと再び家族の絆を取り戻したいと考えた父親は一計を案じるのだったが…


✒️感想
やっぱりウェス・アンダーソン。

一つ一つのシーンが全てカラフルで画面が動かないことも多い。

ここまで来るとやはり雰囲気に沿った演技、表情が求められるし、それをこなすことで、ウェス・アンダーソンにしか撮れない映画が完成する。

仮に映画をあまり見ない人に、50人の監督×2作品の100本映画を見せれば、2作品めちゃくちゃ異質な作品があるということが分かっちゃうぐらいウェス・アンダーソンの映画には異質性がある。

映画は非日常を楽しんだりする面があるんだけど、ウェス・アンダーソンの場合、映画の非日常さとは別の非日常があるよね。
どんな言葉を選べばいいか分からないんだけど😅😅😅

この異質性は好みが極端に分かれる。
私は残念なことにあまり合わないんですよね😢
私はウェス・アンダーソン作品はグランドブダペストホテルに次いで、本作が2作目で、1作目よりは少し免疫がついた状態で、その異質性に覚悟を持ちながら鑑賞してるような感じになってた😅

ウェス・アンダーソン作品を見る時の感覚ってどんな言葉で表せるだろうと考えた時に、近いのは、例えば
「私はウェス・アンダーソン作品が苦手です。」

「わたしはうぇすあんだーそんさくひんがにがてです」
と読む感覚。

つまり読めるんだけどスラスラは読めない。ということ😅
これが伝わるか伝わらないか...🤔🤔🤔


✒️作品情報
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』は、2001年製作のアメリカ映画。
ウェス・アンダーソン監督・脚本・製作。
ウェス・アンダーソンの作品で日本公開された初めての作品。
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