バイオハザードでゾンビというものを知る世代の私には、ロメロのゾンビはノロい、とにかくノロい、そして弱い笑
バイオハザードなら走ってくる、銃を使う、ガラスなんてぶち破ってくる、量もハンパない。
でもこのロメロのゾンビはイヤにリアルで、なんていうか、人間っぽい(人が死んで蘇ったのだからそうなんだけど)。
きっと、世界の終わり、隕石の衝突？大地震？核爆発？そんなこの世の終わりの世界では、生きるために食べることが必至。
食べものを求めて人々はいたるところで彷徨い歩き、肉を奪いあうだろう。まるでゾンビみたいにね笑
世界の終わりでなくても、街にあてもなく彷徨い歩く現代の人々もゾンビ。もうみんなゾンビ。
そんなリアルさと、若干のゾンビメイクに動きなどのチープさが私はすごく面白かった。
ショッピングモール内は安全でなんでも揃っているが、その閉鎖的空間で人は幸せでいられない。そんな心理描写だったり、きっと見る人によって様々なポイントで楽しめる本作は、語り継がれるゾンビ映画の最高傑作となった大きな要因だろう。
