理事長

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの理事長のレビュー・感想・評価

4.2
✒️あらすじ
ボストンに住む青年ウィルは、幼い頃から天才ゆえに周囲から孤立していた。だが、彼の才能に気付いた数学教授のランボーは、ウィルに精神分析医のショーンを紹介する。ウィルはショーンにしだいに心を開いてゆくが、彼の才能に気付いた政府機関や大企業が接近してくる...


✒️感想
「君は僕に朝、愛する女性の隣で起きるという、心からの幸せがどんなものか教えることができない」
「君は悪くない」
「君の言うことは全て本に書いてある。君自身の話ならいつでも聞こう。」
などなどストーリー上の流れでの言葉ではありますが、数多くの名言が生まれた感動作です。

この作品は一つ一つのセリフの裏に何らかの意味が含まれていて、そのセリフがストーリーに合いすぎて心に響くものが多い。
「本に書いてあることを知ってるだけじゃ、その境遇を全て理解出来たわけじゃないし、知識だけでは物を語れない。」
これは私が肝に銘じないといけない概念ですね...😢😢😢

こんな作品を学生時代無名のマット・デイモンとベン・アフレックの2人が書いたもの。
凄いよなぁ...🙄

ウィルの才能や可能性があっても、それを引き出し、認めて寄り添ってくれる大人に恵まれなく、その境遇から誰にも心を開けない孤独感や悲しみ、それを変えられないもどかしさは、私も似た経験...いや今もそうかもしれないけど、そういう経験があるからすごく共感できた😢

だからこそ、ロビン・ウィリアムズ演じる心理学者ショーンと対話してるような気がして、一つ一つの言葉が胸に刺さってきました。このロビン・ウィリアムズの演技は色んな作品の中でも結構ピカイチなんじゃないかなと思ってます。

友人のチャッキーの「一緒にいたら殺す」という愛情からの言葉や、自分を愛してくれる女性などと関係を築いていくうちに自分を見つめ直し、自分で自分の進みたい道を決める。
つまり、人との出会いが人生を大きく変えるということが身に染みる、とてもいい作品です。


✒️作品情報
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は、1997年公開のアメリカ映画。
天才的な頭脳を持ちながらも幼い頃に負ったトラウマから逃れられない一人の青年と、最愛の妻に先立たれて失意に喘ぐ心理学者との心の交流を描いたヒューマンドラマ。
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