やや

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのややのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒューマンドラマだからかもしれないけれど、全体での起伏がほとんどない。
画がほぼ動かずショーンの表情と言葉だけが数分映され、まるで本当にセラピーを受けているかのように、思わず自分の過去を振り返ってしまうような、諭されているような気分になる。
だからこそ、終盤に取り乱して叫ぶウィルに心が痛み、「君は悪くない」と繰り返すショーンに心を揺さぶられた。


「僕だけが知ってる癖…それが愛おしかった。」
「癖を欠点と考える人間もいるがとんでもない。」
「愛してれば恥ずかしさなど吹っ飛ぶ。」

私は欠点は欠点でしかなく、どんなに近しい人にも欠点は見せたくないと思って生きている。
グッドウィルハンティングにはいくつも心に残るセリフがあるけど、ショーンのこのセリフを聞いてこういう事こそが愛なのかな、恥ずかしい癖も笑いあえる愛って良いかも。と少しだけ憧れた。良いセリフだな。

親友の言葉から、こうなるだろうと予想できていたものの、その通りで良かったと思えるラスト。
けれど私はウィルの能力を活かさないのは勿体ないなぁと少し思ってしまった教授側の人間だよ…ごめんねウィル。笑

うん。また観たい。
やや

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