サーモンピンクナウシカ

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのサーモンピンクナウシカのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

人はみな、完璧ではない。

世間は皆、それを受け入れて共有できる相手を選ばなくちゃな
完全ではない。
お互いにとって、パーフェクトかどうか。
それを知るためにはぶつからなきゃならない。

ウィルと周りの友人、心理学の先生たちとの関わりの中で、変わっていくウィルを見守る物語。
心理学の先生との、二人の関係性が見ていて素敵だった。
過去の話、冗談の話、恋愛とは、パートナーとは。今まで色々な経験をしてきた先生と、驚異的な記憶力で口回しうまく、自分の本心や事実とは正面と向き合わず回避してきたウィルが、次第に仲を深め、心を開いていく。何か思っていることをぶつけ合うような人はいるのか。そんな人の存在はとても尊く、自分自身も相手も救うことができると感じた。

友人との会話もめちゃくちゃ良かったな。
毎日お前の家に迎えに行く
俺の一番の楽しみ知ってるか?車を降りてお前ん家の階段を登っていく10秒間。
いつも思うんだけど、ノックしたらお前はいないかも。行き先も言わず、ふっといなくなる。
それが最後、回収的にそうなっていてそこも良かった。