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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのbのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

里親を転々とした不良少年ウィルは育ちと違った天才的頭脳を持ち、大学教授に知られたことから保護観察と引き換えにセラピーを受けることになります。
そのカウンセラー、シェーンをロビンウィリアムズが演じてるんだけど、まだウィルが調子に乗っていた時シェーンは優しく諭すんだよね。
「心の底から好きな人が起きた時に隣にいる幸せを知っているか?その人を愛す幸せと亡くす悲しさを」
ロビンウィリアムズのミセスダウトで演じたころころと表情が変わるお調子者や瞳の奥で語る優しさ深い慈悲のような、そういう彼の演技が大好きで、
またウィルが気になる彼女と出会った時
「彼女は完璧でもないし、君も完璧ではない。でも自分に会うためだけに降りてきた天使のように、また相手にとって自分がそうなるように確かめるには飛び込むしかない」
もう名セリフ続きで泣かざるを得ない…本当に愛を知り失う悲しさを痛感する

そしてウィルが愛を知らずに育った生い立ちからまた愛されなくなってしまう恐怖に突き放し泣き崩れる彼女や
自分の半分以上も若い少年が何十年と向き合った数学をいとも簡単に解いてしまう圧倒的な能力の差、無力さ、その才能を捨ててしまう悲しさを知る教授
バカ騒ぎするよりも朝迎えに来た時ふっといなくなるような、自分と違った人生を歩んで欲しいと期待する親友
最後に同じ虐待された生い立ちから初めて深く理解し、今までのすべてを「君のせいではない」と優しく包み込む父親のような存在
どれも上手くその人物の心情を描いていて、激突し惹かれあい支え合う、人間の豊かさを感じれる作品だと思う

愛に恵まれなかった人間が最後は全てを放って愛を掴み取る姿にこれでもかってくらい心地いいエンディング
本当に全てに大好きが詰まってるねw

これからもマットデイモンを愛し、色んな映画の良さに触れ合えたらなと思う
新たに人生を変える趣味に出会えて幸せを実感しました
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