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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのkkのレビュー・感想・評価

4.5
隠れた天才青年が1人の心理学者と出逢い、"自分"というものを見つけていく物語。

ウィルが過去のトラウマに囚われて自己表現が出来ない辛さを拭ってあげるショーンの厳しさと温かさ。ランボー教授のウィルの才能を伸ばしてあげたい気持ちと敗北感の狭間で苦しむ涙。本当は一緒にいたいけどウィルのことを1番に考えている親友チャッキーの言葉。そして自分を出すことが出来ず、全てから逃げたくないのに逃げるしかないウィルの歯がゆさ。
全てが苦しいけど愛おしい。
マット・デイモンとロビン・ウィリアムズはもちろんのこと、脇を固めるベン・アフレックとステラン・スカルスガルドの演技もぐっと心に迫るものがあってとても良かった。自分を表現することはとても難しいことかもしれない。でもそれが出来た時、人は解放されるのかもしれないとウィルを見て思いました。
マット・デイモン×ベン・アフレックの脚本が秀逸。とても良い作品でした。
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