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スター・トレックのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

スター・トレック(2009年製作の映画)
3.3
Star Trek:J・J・エイブラムス監督、製作、デイモン・リンデロフ製作、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー脚本、クリス・パイン、ザカリー・クイント、エリック・バナ、ウィノナ・ライダー、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ出演、ダニエル・ミンデル撮影、ジーン・ロッデンベリー原作、2009年作品。リブート1作目。

J・J・エイブラムス監督のSF映画では「スター・ウォーズ」よりいいイメージがあったので、久しぶりに観直してみる事に(笑)子供の頃観た事のあるTVドラマシリーズはスポックとカーク船長の口論しながらも仲のいいイメージで、あとは「スター・ウォーズ」よりはアクションが少なく頭脳戦かな(笑)物語は全く覚えていない。

J・J・エイブラムス監督らしさが良く出ていると思った。個人的にJ・J・エイブラムス監督のイメージはマジックショーのような魅力の多い作風。幾つも幾つも奇々怪々なシーンで惹き付けて、殆ど知らん顔で進行して行き、時々種明かしで少しだけ説得力のある所を観せてくれるようなイメージだろうか。要は奇々怪々なシーンを伏線として細かく回収はしないイメージが強い。地球から遠く離れた未知なる惑星での出来事は、飛行機が不時着した未知なる無人島、TVドラマ「LOST」と実は共通項があるようにも思える。そんなに細くか伏線回収する必要が無いと言うか、不可思議のままの方が良かったり、悪かったり(笑)「スター・トレック」はJ・J・エイブラムス監督と相性がいいのではないかと感じた。

マルチ・バースとして旧作といい意味で別物に持って行く設定や、老スポックとしてレナード・ニモイを登場させたり、物語を楽しく駆け足で観せていく事に成功していると思う。キャラクターが少し極端で、身体を張ったバトルが多過ぎて少々飽きた部分もあるが(苦笑)リブート2作目がもっと良かった記憶があるので、続けて観たいと思う。
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