安堵霊タラコフスキー

アリランの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

アリラン(2011年製作の映画)
4.8
まさかのキム・ギドクがコロナで亡くなったのがショックだが、追悼となるとやはりこの映画が一番相応しいだろう。

映画製作にトラウマを抱えても自己分析として自分を被写体に映画を撮る姿勢には生まれながらの映画監督たる心意気が感じられたし、実験映画としてもジャファール・パナヒ的で面白かった。

でもこういう映画を自分でも作ろうと思ったときに二番煎じのことしか思いつかず、そういう意味ではやったもん勝ちのアイディアだったなとも思う。