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チャイルド・プレイ/チャッキーの種の一人旅のレビュー・感想・評価

3.0
ドン・マンシーニ監督作。

2019年7月に第1作のリメイク版が公開された「チャイルド・プレイ」シリーズ第5弾で、アニマトロニクスの駆使によってチャッキー達の動作や表情はより精巧なものに進化しています。

今回の舞台はハリウッド。チャッキー&ティファニー夫婦のもとにイギリスから子どもを名乗る人形:シットフェイスがやって来て、彼の教育方針を巡り夫婦喧嘩が勃発していく様子と、夫婦に命を狙われてしまった絶賛スランプ中ハリウッド女優の奮闘&災難が中心に描かれます。

前作『チャッキーの花嫁』(98)でティファニーの声を担当したジェニファー・ティリーが本人役として登場し劇中何回も絶叫を披露している他、人気ラッパーのレッドマン(映画監督役)やカルトの帝王:ジョン・ウォーターズ監督(パパラッチ役)がゲスト出演している点に注目で、さらにはチャッキー達に殺害される映画スタッフ役は本シリーズに携わってきた実際のスタッフが起用されています。また、『サイコ』(60)のシャワーシーンや『シャイニング』(80)の斧でドアを破るシーンなど往年の名作ホラーの人形版パロディの他、ジェニファー・ティリーが主演を務めた『バウンド』(96)への言及や絶好調のジュリア・ロバーツへの悪口、そしてチャッキーのアソコから出た“種(精子)”でジェニファー・ティリーを妊娠させるという悪趣味な内容まで盛り込まれた、内輪ネタ&映画ネタ&下ネタ満載のシリーズ第5弾となっています。

シリーズの真骨頂である血みどろゴア描写も当然健在で、首がスパンと切断されるシーンや硫酸を頭から被って皮膚が溶けるシーン、腹部を切り裂かれて腸が飛び出てくるシーン等、インパクト絶大な殺害描写が目白押しであります。
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