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真昼の暴動のmhのレビュー・感想・評価

真昼の暴動(1947年製作の映画)
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暴動・脱獄が失敗に終わるというヘイズコードには乗っ取ってるかもしれないけど脱獄ものというジャンル映画としてみるとかなりの変わり種になってる脱獄もの。
それもそのはずで下敷きになっている史実は公開当時に発生したばかりの「アルカトラズの戦い」(1946年5月2日~4日)で、娯楽映画というよりも実録ものという性質も強い。
・当時としては過激な暴力描写。
・ゆくゆくマッカーシズムでパージされる監督の代表作。
・マッドマックス怒りのデスロードさながらに車両の弾よけにされるひと。
・早い段階で刑務所内の日常を扱った映画。
・数々の鮮烈なビジュアルイメージ。
などなど、見所いっぱい。
主人公チームが全滅=脱獄が失敗することで、暴動の鎮圧も想像できる=刑務所内の悪政は続くというすごいディストピアエンドでした。
面白かった!
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