次元の違う発想から生まれたこの起承転結に驚愕したしブッ飛ばされた。独創的なシーンを撮らせたらミンリャンの右に出る者はいないんじゃないかと確信できるほどだし、今作はそれがポルノのベクトルに振り切れてるから尚更ヤバいことになってる。西瓜は潤いとしてのメタファーなのかわからないけど、彼の手にかかればあんな使い方やこんな使い方がされるので一見の価値アリ。平凡なストーリーを装って淡々と描いているけど、隙間隙間に陽気なミュージカルが差し込まれしかもかなりふざけているため相当なコントラストになっていて笑えるし、終盤の不穏な緊張感からあらゆるタブーを凌駕する瞬間の衝撃は凄まじいものがある。これをAVとして観てはいけない。新たな芸術を観た。
