連日ランボーを観ている。
全ては「ラスト・ブラッド」劇場鑑賞に間に合わせる為!!
前作から20年経っての4作目。
流石にスタローン、老ける!!
タイ北部でひっそりと暮らすランボー。隣国のミャンマーでは、人権を無視した虐殺が繰り返されていた。ある日、キリスト教系NGOの団体がランボーにミャンマーへの案内を依頼する。ランボーが彼らをミャンマーに送った数日後、NGO一行がミャンマー軍に捕らえられたと知ったランボーは救出に向かう。
3作目までは、どれも好きで、お気に入りのシーンもパッと思い付くけど、これは個人的には少し評価を下げます。
このストーリーをランボーでやらなければならない必然性が感じられなくて。無法地帯と化したミャンマーに、キリスト教系NGO団体を救出する為のアクション映画とするなら、主役を挿げ替えても成立するんじゃないかなぁ。
やっぱり、ランボーのモチベーションであるトラウトマン大佐の不在が大きい。もっとも、演じるリチャード・クレンナが2003年に逝去してしまっているので、2008年公開の本作にトラウトマン大佐の登場は叶わない事なのだけど。
ミャンマー軍の蛮行はなかなかの残酷描写で描かれる。人体破壊描写も多い。やっぱり80年代と2000年代では、作品のテイストも変わるよね。
NGO団体救出の為、傭兵団が送り込まれ、ランボーは彼らのガイドを務める事にもなるんだけど、この傭兵団達と共闘するのも、何か違う。
ランボーは1人じゃないと!!
1人カラオケ。
1人焼肉。
1人ゲリラ戦。
るろうに剣心の飛天御剣流と同じで、一対多数の戦術こそがランボーの真髄。
まぁ、若い奴らには任せておけんばりに、いつもの暴れん坊気質を発揮してくれるんだけど。
ランボーらしさ、というのが薄れてしまった様で、少し寂しい。
戦いが終わった時、ランボーが遂に故郷のアリゾナへと戻る。
長き放浪の旅の終着点。
ランボーの戦争は終わった。
…筈だった。
「ランボー ラスト・ブラッド」へ続く。