このレビューはネタバレを含みます
2019 11/25 103
おしゃれ〜!
音楽がいつまでも耳に残る感じです。
あちこちに不思議の国&鏡の国のアリスのイメージを感じました。赤の使い方とか棒状のものが扉に差し込まれる感じとか、成長(流れていく赤ワインは初潮をメタファっているような気がしました)に従って性的客体物とされていく恐怖を描いていたりするんでしょうか。もしやけっこう文学的?
余計なことに気がつかないよう眠らされていた状態から意図的に目覚め、異界に行って(成長のさらに先にある)老・死と対決して帰ってくるという話として読むのであれば、けっこう陽性のストーリーだったなと思います。
リブート版を観るために観たのですが、このレトロさと独特さは足したり引いたり超えたりができる性質のあれではなかったような…。どうするんだろ。楽しみです。