時速8kmの小さなトラクターと進む、おじいちゃんのゆっくりゆっくりな500kmのロードムービー。🚜🌽
とても遅くて、景色もほとんど畑の中の一本道で変わらないのにずっと見てられる〜✨
実話を元にした、ロードムービーど真ん中の作品でした!
進む速度が遅ければ遅いほど、道中での考えは深くなるし、進んだ道が自分のものになっている感覚が強くて、"自分で進んでいる"って感覚が何よりも充実感を生みますよね!
僕も自転車で旅をするのが好きで、なんでわざわざ自転車で行くの?と、毎度聞かれていたので、おじいちゃんの気持ちすごくわかります。😙
周りからは、目的地に着いた時の達成感が全て。と思われることも多いけれど、それだけではなくて、なにより目的地と自分の家が、途切れることなく線で繋がっていくのが本当に楽しいんです。
地道に進むとグラデーションをもって景色が変わっていくので、通った場所が全部自分の世界に変わっていって、"楽しい"というより"嬉しい"に近い気持ちです。
なので、おじいちゃんも、離れてしまった自分の世界とお兄さんの世界を繋ぎたかったのかな?なんて考えます。😊
旅の終わりが近づいて満足気かつ寂しげな、鉄橋渡っている時の表情が印象的。
"歳をとって最悪なのは、若い頃を覚えていること。"
もしそうだったとしても、その時の自分にできる最大限の挑戦が人生を豊かにしますね!