FulcolorfuL

美女と野獣のFulcolorfuLのネタバレレビュー・内容・結末

美女と野獣(1991年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

【メインストーリー】
町はずれの城に、魔法をかけられて見た目を野獣に変えられてしまった王子がいた。恋をすることで魔法は解けると言われるが、自らの醜さに嫌になって絶望していた野獣。その元に村一番の美女のベルが舞い込む。共に暮らすうちに二人は恋に落ち、野獣は無事元の姿に戻る。

なるほど、これ1991年か……。
ベルと野獣の単独舞踏会の時に顕著だが、さすがの作画と演出。ここについては素人が突っ込めない気がする。試しに音を消して見てみたが、それでも話が分かるし面白いというあり様で、え? という感じだった。
ミュージカルも、ハイピッチの盛り上がりがあるアナ雪には負ける気がするが、大人数を使った絵的にも音的にも勢いのある歌は、やっぱり楽しい。
ストーリーは可もなく不可もなく……? 気になったのはまず、野獣の持つコンプレックス。「醜くて好きになってくれる人がいない」と言っていたが、醜いも何も動物の顔なので、ペット感覚で「お、かわいいじゃん」と思ってしまったんだが皆どうだったのだろう。それからラストシーン。これは制作陣も言及していたが、クライマックスで肝心の「主人公の野獣がいなくなる」のである。そして、見たこともない王子がはじめまして爆誕しましたよろしくお願いします……いや誰? である。野獣の醜さを愛してくれるベルという一点がこの話の特徴だと思うのだが、そこが消え失せてしまうのを見ておあぁぁ~と悲鳴が止まらなかった(泣)

でもDVDの副音声はめちゃくちゃ面白かった。
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