最後が白眉。
語りがずっとあって昔話風。たぬきは何にでも化けられる設定でアニメの持つ"何でもできる豊かさ"に感心した。たぬきの抵抗虚しく開発は進んで失われた風景を人間に見せるくだりがかなり良かった。たぬきの化け魔術はアニメにそのまま置き換えられ、文字通り観ているこちらが化かされる2時間。
人間の飽くなき欲望に自然が壊されていく事を嘆くのはジブリっぽいですね。
たぬきが玉砕するとこ見て、これ戦前の日本に見立てられるか?と一瞬思った。
たぬきの夫婦がキスしてフェードアウトしたらたんぽぽの種がブワーっと飛んでいくところとか面白い。