このレビューはネタバレを含みます
新生エイリアン3部作の第1作。
個人的にはシリーズ一の駄作だと思う。
酸素があるとはいえ普通に宇宙の見知らぬ星でヘルメット外したり、生物にビビってた人がどう見たってヤバい生物に手を伸ばしたり、主人公の声ひとつで3人が一瞬で死ぬ覚悟決めたり、転がる宇宙船から逃げる時に横に逃げればいいのに何故か縦に逃げ続けたり、とにかく『なんで?』が目立つ。
しかも肝心のエイリアン要素は宇宙船(ジャガーノート)こそ出てくるものの、エイリアン自体に関してはラスト10秒ほど謎のエイリアンっぽい生物が出てくるだけである。
本当にどうしてこうなった。
ストーリーを見ても分かる通り、監督は「人類の起源」を描きたかったのだろう。それはいいとして、何故エイリアンと紐づけてしまったのか。いや紐づけるのはいいんだけど、紐づけ方があまりにも雑すぎる。
その作品は単品で見るならそこそこいい映画にはなったと思うが、「エイリアンシリーズ」として観ると評価が一気に下がる。最初はエイリアンシリーズということすら知らなかったし‥‥
結果的に3部作は次作のコヴェナントで打ち切りになったとのことだが、第3作が作られる日は来るのだろうか。