ブロードウェイでヒットしたジョージ・アクセルロッドの舞台劇をビリー・ワイルダー監督が映画化した都会派コメディ。
原題:The Seven Year Itch(1955)
出版社勤めのリチャード(トム・イーウェル)は、結婚七年目。
妻子(イヴリン・キース、ブッチ・バーナード)を避暑地に送り出した後、一人暮らしを満喫しようとしたが、上の階に住む美女(マリリン・モンロー)がクーラーを求めてやってくる。
浮気の虫がムズムズ。後ろめたさを感じながらも、あらぬ妄想を抱く…。
「七年目のムズムズ、この不幸な衝動に既婚男性の84.6%が襲われる」
「僕が欲望を持ってるって?
私を見る男性はみんなそうよ」
地下鉄の通風口に立ったマリリン・モンローの白いスカートが巻き上げられるシーンがあまりにも有名。
自分の色気には無頓着で、浮気を望む男を非難もしないし、意にも介さない。一種の清純さを持った(セクシーというより)かわいい女性をモンローが演じている。