フランスに実在した伝説のギャング、エドモン・ヴィダルの自叙伝を基に、彼の激動の半生とギャング同士の熱き友情を描く。
伝説のギャングとして一時代を築いたエドモン・ビダル(通称モモン)は還暦を迎え、いまは静かな日々を送っていた。そんなある日、かつてともに派手な強盗事件を繰り返していた親友セルジュが、13年間の逃亡生活の末に逮捕されたことを知る。妻子との平和な日々を守るため、セルジュにはかかわらないほうがいいと考えたモモンだったが、幼い頃に自分を助けてくれたセルジュとの思い出が頭をよぎる。苦悩の末、セルジュを救いだすことを決意したモモンは、再び危険な世界へと足を踏み入れる。
友情と裏切り。