重厚感のあるフレンチ・ノワール。
あるいは裏切りという名の犬
やがて復讐という名の雨
いずれ絶望という名の闇
でお馴染みオリヴィエ・マルシャル脚本・監督作品。
1970年代初頭に「リヨンの男たち」として名を馳せた実在の強盗団のメンバーだったエドモン・ヴィダルの半生を、ヴィダルの自叙伝をベースに当時の事件とフィクションを織り交ぜて描いた作品だそうだ。
ジェラール・ランヴァンがただただ渋すぎた。
オリヴィエ監督の映画はどれも似通った雰囲気のものが多いが、“あるいは裏切りという名の犬”は特にお薦め。
何よりも実話ベースなのと、ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューの演技が良い。