反抗期真っ只中の13歳シャルロットが、街に来た同い年の天才ピアニストであるクララと出会い、外の世界を夢見る一夏の思春期映画。
アイドル映画さながらの明るくて瑞々しさがある。一方で、出会った労働者の青年が言い寄ったり、乱暴しようとするというゾッとするダークな一面もあった。
「何で私は周りと違うの?」という苛立ち。少女クララに魅了されて憧れを抱くシャルロットの表情も印象的だった。
劇中に頻繁に流れるRicchi e poveri の『 Sarà perchè ti amo』が鑑賞後は頭から離れなかった。
本当に『勾留』と同じ監督の映画なのかなと思ってしまった。
フランス映画の中でも、とっつきやすくて見やすいのかなと思う。