西村権太郎

カラー・オブ・ハートの西村権太郎のレビュー・感想・評価

カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)
4.0
ウィザースプーン歴の始まりです。つまり私達は彼女の名前をこの作品で知った訳です。
この後cruel intentionsも軽くヒット、electionはインディペンデント・スピリットとかオスカーで受賞/候補、アレクサンダー・ペインと共に評判に。その後はフレンズのアイコニックな妹役を経てlegally blondに繋がって行きます。crazy in alabama、LB2もヒットしてwalk the lineで主演オスカーも獲得。その年フェリシティー・ハフマンも候補でしたから彼女にも獲って欲しかったけど、アカデミー会員はハリウッド(映画産業)を背負って立つポテンシャルの有る(若くて綺麗な)女優を選ぶ事が多いです。

素晴らしいキャリア。作品内でも実生活でも聡明な頭でキビキビやって、沢山本読んで作品化、プロデューサーもこなしプロダクションを設立。業界内での人脈も広く世界を代表するビジネス・ウーマンになりました。

彼女はどの作品の中でも必ずリーズ・ウィザースプーン。頭が切れてキビキビやって、何処か必ず不器用な所も有って間違ったり、で強く、悪に噛み付く。
小気味良くて、本当に大好きなんですよね。

覚醒と言えばそれが本作のテーマですね。
ルールがこじつけっぽく感じられる時も有りましたがその辺りはどうでも良くて、
覚醒ですね。
あとはもしかしたらマジョリティー/マイノリティー問題。
その辺りがテーマかも知れません。

タイムリーだなと思ったのは、barbieに凄く良く似ていました。
ハリウッドは、よく
謎ワールドで現実世界の何かと何かを置き換えて示して、面白可笑しく現代社会の問題点を客観視する様促すものが多いですよね。
例えば…何だろ🤔
あリビング・デッド系とかw

それはさておきドライブして恋人池に行く時通る、ピンクの花びらが舞う道とか、本当に綺麗でした。

人との関係や共有する時間を慈しんだり、人に親切に思いやりを持って接しようとする脳味噌と
絵画や景色を見て美しいと感じる脳味噌は
本当に同じなんだなあと
しみじみ思いました。
あとはワン吉とかニャン吉が、ああ可愛いと思う脳味噌ですね。
部位と言うか、オキシトシンとか分泌物でしょうか。

この作品の監督さんはbigの脚本を書いた方なんですね。bigも大好き。
クリエイトする作品の一貫性を感じます。

加筆
ジョーン・アレンは
the contenderが素晴らしかった。
良い女優さんです!
西村権太郎

西村権太郎