このレビューはネタバレを含みます
主人公クリーシーと少女ルピタの心の交流部分は良かったが、攫われてから復讐に入るまでの時間設定が長過ぎる。
そのせいで、ラスト、ルピタが生かされてた理由も無理矢理感がある。
利用するのが目的としても、あまりに長期間の面倒見過ぎで不自然なのだ。
ラストの人質交換も、あれだけ下劣な事をしてきた犯罪者達が律儀過ぎる。
仲間の弟が駆けて自陣へ逃げ切った時点で、クリーシーをライフルで射殺するべきだし、更には警察にタレ込まれる危険のあるルピタ親子を、速攻で追いかけ殺すのが、残虐犯罪者としてのまともな思考というもの。
感動のラストにしたかったのだろうが、追跡してた警官達がギリで近づいてきたとか、色々設定は考慮できたはずだ。
復讐手段の描写が良かっただけに、物語の締めが甘く感じられて残念。