とても良かった。
カット割りやカメラワークがいちいち好みで、雰囲気あるシーン作りが多かった。
ストーリーもメッセージ性もブレること無く、大袈裟でない演出が丁度いい塩梅で物語を引き立てていた。最後はコンジュの理想の自分が1度も出てこないのも良かった。終盤でコンジュの真の意思が
頻発していたらありがちな駄作になる。
ホン・ジョンドゥも、決して良い人間とは言えない。周りにいたら絶対関わらないタイプの人間である。けど、最後はこの2人の幸せを願ってしまっていたし、最後の木を切るシーンでは涙腺が緩んでしまった。
終盤は、コンジュが心の中で歌った歌の歌詞が、頭の中で何度も何度も離れなくなった。
ただの恋愛映画じゃない!なんて言われているが、自分から言わせてもらえば、これこそがただの恋愛映画だ。本当に素晴らしかった。