アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の長編デビュー作
3つの人間ドラマを描いた作品…
聖人も極悪人も出てこず、どん底ではないけれど悲壮に満ちたお話なのに、光を感じる不思議な群像劇。
3つの物語は交差こそすれガッチリ絡み合っているわけではないので、どうしても、それぞれの話は薄く感じてしまいましたが…交差点で交差し起点となり、テーマは一貫しています。
で、全編ワンコがかなりのキーとなっているのもあって、ワンコ視点でドラマをみてみると…めちゃくちゃ面白い…わん🐕️
犬好きとしては胸をえぐられながら突かれるようなシーンも多々ありましたが、人間も犬も何だかんだと逞しい…そしてやっぱり人に寄り添う犬の姿が強く心に残りました。
人間ドラマは俯瞰で観てこそ面白いというか楽しめるのだろうなぁ。
のめり込むほど上手くいかないのかもね。
大事なことは全て犬が教えてくれる…とは良く言ったものです。
犬のメイキング映像を観てホッとしました。しんどいくらいリアルだったので、ワンたちの役者魂と賢さと映像効果に天晴れでした。
※犬好きは犬メイキング映像まで観ることをオススメします…