HidekiIshimoto

ポロック 2人だけのアトリエのHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

4.0
ポロックにデ・クーニング。米アート界の基盤をつくった50年代のこの面々最高。例えればビートルズ出現前にピストルズどころかPIL、やすきよ出る前にツービートって感じで、当時の米ハイカルチャーの成熟度をひしひし感じる。その中でも前人未踏のキワにいたポロック。未踏地は当然孤独で、リアルな制作再現して監督までして入れ込んだエド・ハリスもその辺への共感でこれ撮ったのかも。誰でも生き延びる為に少しは迎合するかフリするかで逃げ道探すわけで、エドは極悪役に転じ、ライドンは道化師になり、道化師から始めちゃったタケシはほっぺ串刺しを経て生き延びた。生き延びた表現者たちの身代わりのように真っ直ぐ滅んでいったポロックやゴッホ。に全表現者は借りがある。とか思った。