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百万円と苦虫女のFのネタバレレビュー・内容・結末

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

十数年前に見た映画ですが再び鑑賞。
短大を卒業したものの、就職できずにふらふらとアルバイトに励んでいた佐藤は家族からも疎まれてしまい、意を決して家を出ることになった。ところがその数日後にとあることをきっかけに前科者になってしまい、被害者への弁償を工面する為に百万円を貯めるべく様々なアルバイトに手を出すはめになってしまうのであった。
コールセンターからリゾートバイト、農業、ホームセンター云々。そこで出会う人々との距離感に戸惑いながらも日々を過ごし、少しずつ自分を取り戻していく様を描いた。ストーリーはひとまずここまで。

当時も今もそうですが、蒼井優の存在感というか、空気感が独特で印象的な映画だなと改めて感じました。映画としては特段大きな起伏がなにかあるわけでもないですが、様々なバイトをしながら様々な人と触れ合う内に少しずつ自分と向き合い、変わっていく様が描かれていてうまく表現できないですがまあ良い映画だと感じます。
多分10数年前に鑑賞した時のほうが世代的にも境遇的にもリンクしているところがあったはずなので、もっと感じるところはあったかもしれない。
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