オーウェン

グレート・ディベーター 栄光の教室のオーウェンのレビュー・感想・評価

2.9
デンゼル・ワシントンは俳優だけなら硬軟自在であり、頼れる人間はもちろんだが悪役も問題なくこなす。
だが自身が監督作となると話は別。

アメリカ南部における人種差別の嵐が吹き荒れる時代。
教師のトルソンは生徒たちをディベートの大会によって競わせることで、黒人の地位を向上させようとする。

ここに描かれるのはもはや差別というよりも、迫害である。
その中でディベートに光を見出すという形はデンゼルが選びそうな題材である。

しかし1作目もそうだったがあまりに真面目というか硬いというか、ドキュメンタリーでも通じそうな内容には映画的な面白さは見て取れなかった。
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