映画記録

台湾人生の映画記録のレビュー・感想・評価

台湾人生(2008年製作の映画)
4.0
日本への懐かしさと捨てられた恨みの複雑な心境が語られていた。
出てくるのは日本統治下で、日本の教育を受けた人、日本の軍隊、日本の工場で働いた人達。台湾人として差別を受けながらも、日本の愛国教育を懐かし思う。
敗戦後、日本軍として戰ったものへの感謝も補償もなく見捨てられた恨み。解放軍と思った蔣介石の弾圧に対する恨みが語られる。
いずれにしても、台湾人の自覚を持つ彼らは、日本から見捨てられ、中国外省人に支配され、アイデンティティを踏みにじられた存在である。このことが心に残った。
映画記録

映画記録