最後のシーンで自分はファシストではないというように、友人をファシストだと叫ぶ。ここが一番難解だった。人間の弱さいやらしさを表現したのだろうか。
幼児期に犯した殺人記憶から逃れるためにイタリアでファシス>>続きを読む
借金返済に苦しむ男が宝くじを当て、その金に翻弄される。
金で信頼や心は買えない。大事なのは家族への愛と友情。最後はハッピーエンドの終る。
展開に無理があると思う。まず借金を返し、残りは貯金して、別居解>>続きを読む
確かに電気、水道、スマホがなくなったら不便この上なく生活できない。
東日本大震災では同じことが起きて多くの人が長期間避難生活を送った。東京にいた自分も停電、ガソリン不足、食糧不足に悩まされた。
現代人>>続きを読む
高齢のアル中父親と薬物依存の母親が冒頭出てくる。舞台の中心はオクラホマの家の中。暗い室内と影が映る表情。
父親が失踪し自殺。それを契機に三姉妹と家族が集まってくる。それぞれがすれ違い、勝手な思いを持ち>>続きを読む
中国で高価な薬が買えず追い詰められる多数の人々。社会主義国ながら保険制度で救われない。
下々の暮らしは日本で考えられないほどだが、したたかに生きる様子がよく描かれている。主義や理念ではなく、生き延びる>>続きを読む
イラクから帰還した息子が失踪。父親が探す中、息子は、焼死体で発見される。
犯人探しのサスペンスと思われたが、イラク戦争で人間性を破壊された兵隊たちが暴力的、自滅的となって仲間内で起こった事件であった。>>続きを読む
ハイジャックパニック。時勢に合わせてバイオテロ。
機内でウィルスまき散らす。アメリカ、日本は着陸拒否。地元韓国でも着陸反対世論。ギリギリで対応ワクチン発見するも機長副機長は死亡。訳あり元機長の乗客が燃>>続きを読む
ラストシーンは大和の耳成山をバックに初夏の麦畑(麦秋)の中を進む花嫁行列。それを眺める、鎌倉から隠遁してきた老夫婦。これは見たくて鑑賞。鎌倉も良い。
笠智衆が若い。親の役ではなく兄の役で出ている。声>>続きを読む
ザ・ピーナッツ主演。1959年の日活映画。主題歌はもちろんかわいい花。
ピーナッツが素の顔に近い。あーこんなんだったんだ。妙に感心した。素朴。
当時の青春映画そのもの。ストーリーは単純だし、映像テクニ>>続きを読む
1949年に発生した「下山事件」をモデルにした井上靖の小説が原作。1954年山村聰監督主演で映画化。同時代の世相、風俗、景色に引き込まれる。
冒頭から列車に飛び込む総裁とそれを見ていた住民のシーンから>>続きを読む
昭和10年。岡山と会津の高校で献花に明け暮れる主人公は高橋英樹。マドンナは浅野順子=その後大橋巨泉の妻。
1966年鈴木清順監督は今井正の脚本をかなり歪め撮ったと言われている。
ちょうど全共闘運動、体>>続きを読む
ナイキのエアジョーダンを世に送り出したプロデューサー(マット・デイモン)の成功物語。
エアジョーダンの才能を誰よりも信じ、説得していくストーリー。
これでナイキは一発逆転、地位を確固たるものにした。>>続きを読む
見始めたら一気に見てしまった。
北欧ヘルシンキはこんなに治安が悪い。警察や職安における弱者への対応も良くない。イメージが違った。
コンテナハウスにはびっくり。現実感ある。ホームレスなどの境遇にありなが>>続きを読む
日本への懐かしさと捨てられた恨みの複雑な心境が語られていた。
出てくるのは日本統治下で、日本の教育を受けた人、日本の軍隊、日本の工場で働いた人達。台湾人として差別を受けながらも、日本の愛国教育を懐かし>>続きを読む
ドキュメンタリーということで淡々と進むが、誰を撮るのかということで主張が違ってくる。
このドキュメンタリーの主題は、敗戦後の台湾、日本の占領に変わって蔣介石など外省人が入ってきて統治するが、本省人とく>>続きを読む
戦後すぐからの朝鮮学校のたどった苦難がわかった。
1948年、GHQの指示(逆コース)で朝鮮人学校閉鎖命令が出され、大阪神戸で大規模な反対運動が起きた。戒厳令が出され、実弾20発が使われ、一人の少年犠>>続きを読む
水俣と言うよりユージン・スミス伝という映画。
水俣病、被害者、チッソ、闘いをあまりにも単純化して怨が伝わらない。
冒頭の智子と母娘が美しすぎて現実感が無い。
期待外れ。
オウム真理教事件。麻原以下逮捕後の内部撮影。
荒木広報部長を中心に8ミリカメラで追いかけていく。どちらの側にもつかず人間をそのまま捉えようとしている。
荒木広報部長は京大に入りながら、出家を目指す。グ>>続きを読む
映像と主人公の演技力には惹かれた。
ストーリー展開にはむりがありすぎ。ブタペストの両親がファンダーの帽子店に入り込む導入部はまあいいとして、最初は拒否されるものの都合好く入り込み長期間居続けるのはどう>>続きを読む
台湾の聾学校で実際にあった性被害事件。教師による男子生徒への性暴力。それが元となって、通学バスでの女子生徒への集団性暴力。長か続いた事件を隠蔽してきた校長や教師達。
転校生、新任教師の訴えや匿名告発で>>続きを読む
違ったキャストなら1点。
鈴木亮平、ムロツヨシ、安田顕、佐藤二朗、清水富美加のキャラが面白いので3点。
漫画を原作としてオリジナル性の高い脚本。
筋自体は、弱い高校生がパンテイをかぶるとスーパーマンに>>続きを読む
農村のシーンでは方言が聞き取りにくく明るさも不足して見ずらいが、因習に囚われながらも、雑草のように生きる姿にリアリティを感じる。
大正昭和戦前戦後のエピソード挿入も効果的。
女三代、奔放な性、貪欲な生>>続きを読む
2002年1月地方紙ボストン・グローブ紙が放ったスクープ。数十年にわたりカトリック教会が隠し続けた子どもの性的虐待を連載。その後全米、全世界における告発へとつながった。2003年にピューリッツァー賞受>>続きを読む
笑った、悲しくなった。誰が選んでいるのか、この人たちを。
2016年8月、富山の「チューリップテレビ」のスクープが自民王国富山市議会14人の議員辞職へとつながった。日本記者クラブ賞特別賞、ギャラクシ>>続きを読む
69年に始まった北アイルランド紛争に、ベルファストに住む一家が巻き込まれていく。
白黒の映像が当時の状況を象徴的に映していく。音楽も似合っている。
純粋な少年が不条理に巻き込まれながら明るく生きていく>>続きを読む
時代遅れの仕立て屋が銀行の差し押さえを受け、屋台でのウェディングドレス仕立てに変身し幸せを運ぶと紹介されているが、幸せが感じられない。
技術の奥深さが今ひとつ見えない。
仕立て仕事を通じた人妻との交わ>>続きを読む
グアンタナモ収容所における、米国政府公認の拷問による取り調べ。メディア、裁判によって違法がまかり通っていた事実が暴かれた。
事実をベースにした筋書きなので迫力がある。米国の公文書保管と法の支配という復>>続きを読む
原作に負けている。
幸せな家の描写が漫画っぽいので入り込めない。キャストが上品すぎる。
女は母親なのか娘なのかの二者択一をテーマにしている。結末はどちら。あるいは中間。考えろということらしい。
サスペンスであるが、それ以上に風刺の効いたブラックコメディである。
孤島でのフルコースメニューの宴。選ばれたものだけが招かれる。セレブでグルメ通を自認するカップルたちの滑稽さと裏の顔をコケにする。危機>>続きを読む
万引き家族と似ている。
それぞれ事情や過去を抱えた人々が、赤ちゃんを接点に疑似家族となっていく。
過剰防衛で殺人を犯した売春婦が赤ちゃんポストに赤ん坊を捨てるところから物語は始まる。
赤ん坊の人身売買>>続きを読む
アルゼンチン1985年の裁判。旧独裁政権軍幹部を裁いた。史実に基づくものでストーリーは迫真。軍部の影響力が残る中、限られた時間の中で証拠集め、証人集めをし裁判を戦っていく検事と支える若者たち。見どころ>>続きを読む
1956年、売春防止法施行の数年前。吉原とならぶ、江東区洲崎パラダイスが舞台。生活風景は56年そのもの。これだけでも見る価値あり。かけうどん25円、きつね35円。
役者たちは違和感がないほど現代的。新>>続きを読む
無料なので見たが安直な出来。
1994年の合宿免許、教習所が戯画化されて描かれている。
主役が、アクション俳優のたちひろし。ただそれだけ。
ロケ地長崎なのに標準語。
岸部一徳が良い人、しかも若い。
仁科亜季子ががん末期の演技がすごい。田中祐子は、やはり魅力的。美人じゃ無いけど、にじみ出る色気。牛乳配達、スーパーのレジ。終盤、岸部一徳との濡>>続きを読む
小川淳也を追ったドキュメンタリー。小川淳也の人間性や純粋さは伝わったが、肝心の政策が伝わらない。長期政権が腐敗するから政権交代、政権のスキャンダルを追求するだけではなく政策提案が必要であり自身でも本を>>続きを読む
うそつきみっちゃんこと井上光晴。肝臓がんの手術、死亡まで。
文学伝承所の生徒たちとの交流、講演会の様子。な日々を追いかける。
並行してファミリーヒストリー。こちらだけでも面白い。
自身が書いた伝記やN>>続きを読む