【最期のほうの晩餐】
原作未読。
デンマークのユトランドという辺境の村に住む、2人の美しい姉妹。彼女達は、牧師であった父親の教えを守り、老後も村の宗教的役割を担っています。しかしこの閉鎖された社会において、村人達の小さないざこざを治めるのに、彼女達の倹約と奉仕だけでは少々物足らないことが分かってきます。
そんな彼女達のもとに家政婦として働くことになったフランス人バベット。大阪のおばちゃんのように値切って買い物し、手際良く料理をする彼女の正体は…。
葡萄酒にザクロ。
“Julie & Julia” のようなフランス料理中心の話というより、キリスト教色の濃厚な映画でした。
神様は幸せになることを否定しないでしょう。
望んだものが望んだかたちで手に入るとは限らない。
食事は感謝の大切な場。
美味しい食事は胃袋も心も幸せで満たし、星空は一層輝いていました。