アキラナウェイ

スリーデイズのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

スリーデイズ(2010年製作の映画)
3.8
苦手克服シリーズ。ラッセル・クロウ編。

観終わってみたら、割と好きな感じ!そうかこれは大好きな「クラッシュ」のポール・ハギス監督作品だった!
段々、ラッセル・クロウも好きになってきた!

大学教授のジョン(ラッセル・クロウ)と妻のララ(エリザベス・バンクス)は愛息ルークと3人で幸せに暮らしていたが、突然妻が殺人の疑いで逮捕されてしまう。3年の月日が経ち、裁判では彼女に不利な証拠が揃い、殺人罪は確定。ジョンは妻の無実を信じ、彼女の人生を取り戻す事を決意する。

幸せな日々が突如暗転する展開はかなりショッキング。ララの自殺未遂をきっかけにジョンは彼女の脱獄を決意。

ここで、キターーーー!

我らがリーアム・兄ソン!何と今回の役は脱獄アドバイザー!ほんのチョイ役だけど、流石存在感は抜群。彼のアドバイス通り脱獄計画を綿密に練り始めるジョン。

前半1時間は脱獄の為のせっせと準備編。
必要なものは資金、偽造のパスポート、免許証、社会保障番号。プリウスに乗っている表社会の一般人が易々と手に入るものではないので、ジョンは頑張る。いやー、中から脱獄するのも難しいけど、外から脱獄を助けるのも難しい。しかも子どももいるし。

そして後半1時間はハラハラドキドキ実行編。
かなり手に汗握る展開!前半で退屈してしまったとしても、ちゃんと巻き返してくる。面白い!

ラッセル・クロウの表情だけの演技が俊逸。孤独や悲しさを帯びていた表情が、物語が進むにつれ覚悟を決めた表情へと変わっていく。やっぱり上手い。

スピンする自動車
スピンするコイン

ふとした弾みで回り出した運命が、果たしてどの様な終着を迎えるのかはわからない。それを決めるのは度胸とほんの少しの運。これらはそのメタファーか。

「あー!君は何に出てたっけ!?」の息子ちゃんはジュラシックワールドのタイ・シンプキンスでした。

こんな面白いなら早く観ておけば良かった!