恨みを抱いている相手を赦せたらそりゃ楽になれるだろう。
主人公が早く楽になりたい気持ちもわかる。
あれだけ重くてしんどい恨みなら尚更。
ただ、急いで赦そうとすればするほど自分の心身に負担がかかるということをこの作品は教えてくれる。
あくまでも自然に、早めに赦せたらいいんだろうなあ…
私自身は内容にもよるけれど、平均して10年くらいは心からは赦していない気がする。私のようにパワーがない人間でも10年なので、パワーに溢れている人だったらもっと赦さないだろう。
「すべて嘘よ 愛も嘘よ〽︎」って流れたシーンは笑ってしまった。
宗教は根本的には人の心を救ってくれないな。
あの男は神に赦されたと思い込みたいだけだろう。
神に赦されても、人に赦されなかったら今生では意味がないのでは。
