このレビューはネタバレを含みます
序盤の優しい雰囲気からどう展開するのかと思ってたら、事件が起きてからすごく重たくなった…。ほんとひたすら重い…。
心に修復不可能な傷を負った人を、宗教は救えるのか。「隣人」を迫害する敵を許せるか、重なる不幸を受け入れて、前を向いて生きられるか。…なかなかその心境を想像するのは難しいが、そんなもんじゃ根本的には癒されないんじゃないかな。そんな上っ面の教義だけじゃなくて、結局人と人のつながり、本当の意味での「隣人愛」の実践が必要なのではないか。そんな事を感じさせるラストだったな。わからんけど。
