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11人のカウボーイのhasshiのレビュー・感想・評価

11人のカウボーイ(1971年製作の映画)
3.7
異色の西部劇と説明があるが、まさにその通りである。年を経た男が、少年たちに何を授けるのかという視点とカウボーイの生活を知ることが出来る。ジョン・ウエィンの老齢の漢が、時代の変遷の中で、少年たちに何を伝え、どのような存在感を示すのか、とても参考になる。いつの世も、古い人が新しい人へ何を伝えるのか。それは、どんな時代でも同様である。AIだ、DXだと騒がれる時代であっても、前世代の経験者は、何かを新しい世代へ伝えることの秘訣を感じた。それは何を伝えるかでなく、どのように伝えるかであった。子供たちはいたずら好きだ。それも十分理解した上で、是々非々で、人として向き合う姿勢に納得した。そうか、いつの時代でも、人として向き合えば良いのだ。当たり前の事を、当たり前に学んだ。要するに、自分はどうあろうとしているのか。それで良いのだ。
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