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犬神家の一族のharuのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
4.0
スケキヨの正体。

犬神製薬のトップ犬神佐兵衛の死から7ヶ月後。佐兵衛の遺言は犬神家が全員揃った場で発表されることとなっていた。遺言状を預かっていた若林は、これから犬神家で遺言を巡る争いが起こることを恐れ、私立探偵の金田一耕助に助力を依頼。金田一が到着すると、早速事件が起こるのでした。

金田一耕助シリーズの中でも何度も映像化されている人気作「犬神家の一族」。私の中で金田一耕助と言えば古谷一行なんですけど、彼の元ネタは石坂浩二。本作の石坂浩二は若く意外と爽やかで、ちょっと可愛い。しかし私が驚いたのは坂口良子…!当時の彼女は、もう言葉にできないくらい可愛すぎます…!!さらに犬神家の三姉妹や珠世など、女性陣がみんな美人。特に梅子役の草笛光子の色気がダダ漏れでした。
さて佐兵衛が残した遺産は25億。現代に換算すると、何と約250億…!一族の「遺言状早よ!」は当然の反応で、殺人が起こるのも無理はない莫大な遺産なのです。犯人はいますが、「偶然」が重なりすぎてなかなか真相解明に至らない金田一。残念ながら金田一到着後も、バタバタと犠牲者が。そしてついにスケキヨがシンクロするハメに。これがあの名物!
特にトリックとかはないんですけど、思ったより人間関係がドロドロで、それが丁度いいテンポで暴かれていくのが良かったです。さすが名作〜!
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