幕のリア

犬神家の一族の幕のリアのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
5.0
角川シネマコレクション公式YouTubeにて限定公開中。
幼少の頃に散々テレビで見たものの、今回はいつ以来か。

広いお屋敷の中で数多い登場人物を追うカメラが秀逸だし、人物描写が実にわかりやすくて、見やすいったらない。
無能の警察と観察者である金田一の掛け合いで説明パートを感じさせない演出がストレスフリー。
メインテーマだけでなく、ドラムソロ含めた劇伴など、大野雄二節も最高。

島田陽子は当時23歳。
神々しい美しさ。

旅館の女中役、坂口良子は当時21歳。
朝食を平らげる金田一に.
"全部私がこしらえたのよ
何が一番美味しかった?"
"生卵"
"まあ!酷い!"
可愛らしい^ ^

芥子栽培、製薬会社、軍部、男色、神官、処女妻、明治大正。
犬神家エピソード0はかなり面白い要素満載。
当時の市川崑に三國連太郎主演で撮っていただきたいものだ。

来月は北陸出張予定。
帰りに佐久にある本作ロケ地に寄ってみようかな。

〜〜

月曜ロードショー
荻昌弘解説

https://m.youtube.com/watch?v=NW8fWb2ulFs&pp=ygUV54qs56We5a6244CA6I275piM5byY
幕のリア

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